サブバッグや買い物用のマイバッグ、キャンプギアのひとつとしていろいろな場面で用いられるのがトートバッグです。
ちょっと品質の良いものを見つけようとすると、バッグにしては高額な製品も多いのが事実。
トートバッグは自分で手作りできます。
お裁縫初心者の方でも簡単なプロセスで作れるので、ぜひチャレンジしてみてください。
トートバッグの材料
トートバッグを作る際の材料を紹介します。
材料は手芸店などでそろえることができます。
2,000円ほどの予算があれば納得のいく材料がそろいますので、トートバッグを購入するよりも安価にそして簡単に作れます。
準備するもの
準備するものは、布地を1メートルとミシンです。
バッグは丈夫に縫製することが求められるので、ミシンで縫うことをおすすめします。
このほか、ハサミや縫い糸、待ち針などの資材も必要です。
また、フリーハンドで作るとゆがむ可能性があるので市販のトートバッグの型紙を使うことをおすすめします。
型紙は、インターネット上でフリー型紙として提供されていることもありますし、手芸・洋裁関連の書籍などに掲載されていることが多いです。
必要であれば、杉綾テープやバイヤステープを準備しましょう。
生地の選び方
トートバッグを作る場合は、キャンバス生地や帆布、デニムといった厚手で硬い生地を選ぶことが一般的です。
丈夫で長持ちしやすく、正統派のトートバッグができあがりますが、手縫いやミシンで縫製しにくいデメリットがあります。
手縫いはおすすめできません。
ミシンを使う際は、14番針など厚地用のミシン針を用いることをおすすめします。
トートバッグの作り方
裁断する
トートバッグの型紙を準備し、指示通りに生地を裁断します。
このときに、布の目をきちんと確認してから裁断すると出来栄えが大きく変わります。
縫い代を考慮して裁断してください。
生地の表裏がわかりにくい生地を使う場合は、裏側にマスキングテープなどのしるしをつけておくと便利です。
本体、持ち手、裏地(つける場合)、ポケット類など指示通りに裁断します。
端かがり処理をする
本体布は切り口からほつれてきますので、端かがりミシンをかけます。
ロックミシンでもよいでしょう。
丁寧に作りたい場合は、杉綾織りのテープやバイヤステープを使って縫い代をくるむ方法でも処理が可能です。
この場合は、本体を縫い終えた後に処理しましょう。
持ち手を作る
持ち手を作ります。
共布から作る方法と持ち手テープを使う方法があります。
簡単に持ち手を作りたい場合は、持ち手テープを既定の長さだけ切りだしておきます。
持ち手は布が重なるため縫いにくい部位ですが、大き目の縫い目を作り、ゆっくりミシンを縫い進めていけば大丈夫です。
ポケットを付ける
本体布の表面にポケットを付ける場合は、初めにつけておきます。
オーソドックスなトートバッグの場合は、ポケットの縫い目を持ち手で隠すというような体裁をとるため、あらかじめ作っておいた持ち手とポケット布を同時に縫い付けておくことが手順として示されます。
ポケット布にはタグやレースなどお好みの装飾をしてもよいでしょう。
刺繍を施す場合は、ポケット布にデザインすることもおすすめです。
このときは、ポケット布を縫製する前に刺繍をほどこしておきます。
Dカンやワッペンなどをつける
カラビナと接続できるDカンをバッグの内部につけたい場合は、本体布に仮留めしておきます。
本体布に刺繍やワッペンをつけておきたい場合は、本体をまとめ縫製する前につけておくとよいでしょう。
ただし、接着できるワッペンでバランスを見てからつけたいという場合は、完成後につけることをおすすめします。
まとめ縫製する
本体布にポケットと持ち手がついたので、まとめ縫製を行います。
本体布の脇を縫い合わせます。
マチの作り方にはいくつかの種類がありますが、トートバッグの場合は輪の中心を内側に折り込んで作る「三角マチ」が一般的です。
両脇に三角形のマチが付き、底の強度が増す仕組みになっています。
マチを確保したら両脇を縫製します。
先に記した「杉綾織りのテープやバイヤスで端処理」を行う場合は、このタイミングで行います。
両脇を縫ったら入れ口をバイヤステープなどでくるんでは処理をします。
完成
表に返して形を整えたら完成です。
生地の裁断から縫製まで2時間ほどの時間があれば完成します。
今回紹介した作り方はほんの一例です。
作り方にもいろいろな種類がありますので、アレンジを楽しむことはもちろん、ほかの方法で作ってみることも一案です。
手作りトートバッグのアレンジ5選
手作りトートバッグが作れるようになると、いろいろな形にアレンジしたトートバッグが作りたくなります。
ここでは、人気のアレンジデザインをいくつかピックアップしてご紹介します。
皆さんの手作りの参考にしてください。
ファスナーをつける
トートバッグの入れ口にファスナーをつけると、中身がこぼれる心配がなくなります。
また他人にトートバッグの中身をみられることもなくなりますので、防犯面でも安心です。
ファスナーのつけ方を覚えれば簡単にトートバッグの作り方に反映させることができるので、気軽にチャレンジしてみましょう。
初めてファスナーつけにチャレンジする場合は、長めの樹脂製ファスナーを使用するとうまくいきます。
ポケットを付ける
作り方の中で本体の外側にポケットを付ける方法はお伝えしましたが、ガーデナートートバッグのような容量アップが見込める、マチ付きのポケットなどにアレンジすると、キャンプギアとしても役立ちます。
ペットボトルや水筒なども持ち運びしやすくなります。
また本体の内側にもポケットを付けると収納力が高まりますので、アレンジでポケットを付けてみることをおすすめします。
生地を切り替える
オーソドックスなトートバッグは底にあたる本体布がツートンに切り替わっています。
型紙を作るときに底とマチにあたる部分を切り替えて裁断し縫い合わせてみましょう。
2種類の生地を購入する必要がありますが、見栄えの良い仕上がりが期待できます。
いくつかトートバッグつくりに成功したらチャレンジしてみましょう。
刺繍を入れる
手縫い刺繍や、ミシン刺繍などいろいろな方法で刺繍を入れてみましょう。
特に、イニシャルをモチーフにボタニカル柄を組み込んだ「モノグラム刺繍」はトートバッグをエレガントに見せてくれます。
オリジナル性が高まりますし、おしゃれで洗練されたイメージにもつながります。
ポケット布などにあらかじめ施しておくとよいでしょう。
コンピューターミシンを使ったミシン刺繍などは、繊細な模様なども糸の設定で簡単にできますので、刺繍機能があるミシンをお持ちの方は、チャレンジしてみることをおすすめします。
サイズを変える
自分でトートバッグの型紙を起こせる人であれば、サイズを変えて作ってみるとよいでしょう。
お弁当を入れるトートバッグは弁当箱が入るミニサイズに。
赤ちゃん用の着替えやおむつを入れるマザーズトートなどは大き目に作成すると便利です。
アイディア次第で用途に合ったトートバッグが作れるようになります。
作り方を覚えると短時間で作れますので、思い立った時にバッグづくりができるでしょう。
まとめ
トートバッグの作り方を中心に、アレンジの方法などを紹介しました。
簡単に作る方法以外にもたくさんのトートバッグの作り方が存在します。
ハンドメイドが得意な方はぜひ自分のオリジナルグッズを作ってみることをおすすめします。
いつでもどこでもお気に入りのバッグをお供にしてくださいね。
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